足裏肌色クッション

タグ: R-18G 状態変化 平面化 忘れられる 縮小娘 裸足 足裏 売られる 物品化 捨てられる | 2016年9月9日 17:08 | Pixivで見る
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柔らかく履き心地のよい靴の中敷きを友達に紹介された主人公が、工房へ買いに行って逆に靴の中敷きに加工され、ブーツの中で友達の生足に踏まれながら一生を終える話です。

《足裏肌色クッション(ネイクド・クッション/naked cushion)》薄く引き伸ばし形を整えた、人間で作られた靴の中敷き。裏面は肌色だが、表面は引き伸ばされた舌でできているためピンク色で、汗や脂を舐めとってくれる。そのため靴内の清潔も保てる。その柔らかくもしっかりとした履き心地は格別で、スニーカーやレザーソールよりも優れるといわれている。食料が足から分泌される老廃物しか存在しないこと・使用中は絶えず圧迫されることなどの要因により寿命は短く、使用開始後半年~一年ほどで交換時期を迎える。

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今日は昼から友達とショッピングだった。数時間モールをさまよい歩き疲れたので私たちは居酒屋へ入っていた。席は座敷を選択したので私は蒸れた靴を脱いで席へ上がる。

一緒にショッピングを楽しんだカオリはブーツなんか履いてたのにあまり疲れていない様子でスルスルとブーツを脱ぐと座敷に上がった。そのブーツから出てきた足が裸足だったので私は驚く。
「わ。カオリちゃん、ブーツを裸足で履いてるの? 蒸れて臭くならない!?」
「うふふ~。そんなことないのよ。実はこの前めっちゃいい製品を見つけてね。このクッションを敷くと全く蒸れないの。それに柔らかいからどんなけ歩いても足が疲れないし。」
ブーツから出てきた生足はたしかに蒸れている感じもなくどちらかというとサラサラの状態だ。とても数時間歩いた後の足とは思えない。

カオリはブーツの中に手を突っ込み、一枚の靴の中敷きを取り出した。厚さ5-10㎜ぐらいのそれを私に手渡す。
「わぁ。ほんとだ。人肌みたいに柔らかくて、ちょっとざらついていて独特の感触」
足と接する側の表側はピンク色、裏側は肌色だ。表面は少しざらついているものの、裏面は人間の肌のようにすべすべとしている。それに先ほどまでカオリが履いていたからだろうか、なんだか人肌ぐらいの温かみが感じられた。ためしに指でクッションをギュウっとつねると反応するかのようにギュッと固くなった。この反応が足を疲れにくくさせているんだろうか。なんだか独特の素材である。

「靴屋さんに薦めてもらったんだ。適度に柔らかくて足全体をしっかりと包み込んでくれるからすごく歩きやすいの。ブーツって靴底にクッションがないからすぐ足が痛くなっちゃうじゃん。でもこの中敷きを使えばスニーカーよりも歩きやすいよ。」
「ええー、いいね。今日なんか私は歩き疲れちゃって。」
ほんの4時間ぐらいのショッピングだったがふくらはぎがパンパンだ。一方のカオリは疲れの見えない様子で座敷に座っている。

「でもなんで裸足で履いてたの?」
そうだ。どんなにいい素材の中敷きでも、裸足で履いてしまったらすぐ黒ずんでしまうだろう。人間の足から分泌される汗や古くなった角質や脂などは考えているよりもずっと多い。中敷きなんて洗濯しないだろうし。
「この中敷きを使うときは裸足の方がいいんだって。汗とか脂とかも吸収してくれるらしいよ。だから全く臭くならないの。」
カオリはいそいそと中敷きをブーツの中に仕舞いながら話をつづけた。

「へぇ~清潔! なんだか変わった素材だね。」
足の老廃物を吸収してくれる中敷きなんて聞いたことがない。さっきの圧迫すると固くなる反応といい、いったい何が素材なんだろう。
「そうなの。何でできてるのかな……ウレタン? でね、なんでもね、一年ぐらいで温かみが失われてカチカチに固くなっちゃうらしいの。だから寿命が来たら取り替えてね、って言ってた。でもこのクッションを使うだけでブーツが5年も10年も長持ちするんだって。それならうれしいよね~」

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カオリから中敷きの話を聞いて実物を見せてもらった後日、私もその中敷きを買おうとインターネットで検索をしていた。いくつかECサイトがヒットし、また実店舗情報も見つかった。
その足裏クッションは靴屋だけでなくクッションを作っている工房でもオーダーメードで作ってもらうことができるらしい。私はせっかくだからと、靴屋ではなく中敷きを作っている工房にお邪魔することにした。

工房は都心から電車で2時間。少し離れている。電車に揺られて、バスに乗り、人気のない山道を歩くとプレハブ造りの工房が見えてきた。
出迎えてくれたのは作業時を着たお姉さん。まずは工房に併設された中敷き売り場を見せていただく。

「最初は私たちは家具とかを作っていたんです。で、この技術を靴の中敷きにも応用したら売れるんじゃないかって思いまして。おかげさまで最近は口コミで徐々に広がっていまして、生産が追い付かないぐらい人気な状態なんです。」
棚に吊られた中敷きたちを見ながら私は話を聞いていた。
「それにしても独特の素材ですよね。表面はザラついたピンク色で、裏面はスベスベとした肌色で。普段はふわふわと柔らかいのにギュッとつねるとググッと固くなりますし。」
「うふふ。素材は企業秘密ですよ。それよりオーダーメイドで中敷きを作らせていただきましょうか?」

工房の方に通されると、私はまず体重を測ることを指示された。なるほど。足を見るだけではなく中敷きに影響を与える身体の重さも見るのか。
「中敷きクッションを作るのに体重まで見てくれるんですね。」
「ええ。あまり痩せた子だといいクッションを作れないですからね~」
「? 痩せてる……体重の軽い子だったら、中敷きにかかる負荷も少なくて、作るのは簡単なんじゃ……」
工房のお姉さんはにこやかなまま何も答えなかった。

体重の測定が終わるとソファに招かれお茶を薦められた。このソファも同様、人肌みたいに触り心地がよく温かいものだった。前はこういった製品を主力にしていたらしい。出されたお茶はリラックス作用のあるハーブティーのようだ。中敷きクッションのオーダーメイドと関係はなさそうだが有り難くいただくことにした。
ハーブティーを飲んでからしばらくすると、眠いというか、身体に力が入らないというか、不思議とフラフラした状態になってきた。休日に山奥まで何時間も掛けて出かけて、座り心地の良いソファに座ってハーブティーなんかいただいたから眠くなってきたのだろうか。私はソファに深く腰掛けてうたた寝心地になり、ゆっくりと目を閉じた。

舌を引っ張られてる……? 奇妙な感覚の中目を開けると、工房のお姉さんが私に馬乗りになり、口をこじ開けて私の舌を触っていた。
「うん。適度な柔らかさだ。いいクッションを作れそう。」
「ふぁ、っふぁふぃふぇ??(なに?! なんなの??)」
突然のことに私はパニック状態だった。だけども身体が痺れていて上手く話せない。あのハーブティーの中に痺れ薬でも入っていたのであろう。指一本の抵抗もできなかった。

私の舌を抓むのをやめると、工房のお姉さんは奥に引っ込んでから肘まであるゴム手袋を着けて戻ってきた。抗議もよそに私の服を脱がしにかかる。身体に力が入らない私は大きな着せ替え人形のように他人の手で裸にされてしまった。
裸になった私を工房のお姉さんは抱きかかえて、隣の部屋にあった湯船の方に連れて行った。他人の手で裸にされて、ゴム手袋を着けたままの手で身体を運ばれて、これじゃまるで私は工場で使う何かの材料のようだ。連れて行かれた先の湯船は緑色の液体で満たされている。
お姉さんは湯船の中に注意深く私を浸していく。液体は特に加熱されているわけではなく、ヒヤッと冷たかった。お姉さん自身には緑の液体が着かないように神経を使って作業をしているので、この液体は人間に触れてはいけないものなのだろう。
私は首から下が処理液に浸かった状態になっていた。工房のお姉さんはポケットから小さなビニール袋を取り出し、先ほどと同様に私の舌を引っ張り出すと丁寧にピッタリと舌にビニール袋をはめてしまった。そうして舌を指でつまんで引っ張り出しつつ液面に触れないように注意しながら私の顔全体を液に沈めていく。
「(ゴボ、ゴボボボ……!)」
緑の液体が口の中に、肺の中に入ってくる。息苦しさの中で暴れようとするものの、やはりまだ身体が痺れていて動けない。
緑の液体は私の身体に触れるとなんだか皮膚から吸収されていくような感じを受けた。と同時に、液体に触れたところがむず痒い。それになんだか浴槽が広がっていっているような気もする。さっきまでお尻や足が浴槽の底面に触れていたのに気付いた時には触れなくなっていたのだ。あのバスタブって足が着かないほど大きかったっけ……。
そうこうしているうちに、お姉さんは私の舌を引っ張り上げる形で私を浴槽から取り出した。近くにあった手洗い場で私の身体を濯ぐ。驚いたのは私の身体がすっかり縮んででしまっていことだ。お姉さんの手で一掴みできるサイズになってしまっている。あのバスタブに満たされていた緑の液体は人間の身体を縮める縮小薬だったのか。

身体に付いた縮小薬を洗い流されると、私はまな板のようなところに下された。縮小薬に触れないようにビニール袋を着けられていたので、舌は元のサイズのままだらしなく口から飛び出すようになっていて、私は上手く喋れないでいた。
まな板に載せられた私は定規でサイズを測られる。そのあとお姉さんはまな板の隣にあった棍棒のようなものを手に取る。恐怖の色を浮かべた私に対して、お姉さんは独り言のように語りかけた。
「大丈夫よ。あのハーブティーと縮小薬には身体を縮めるだけじゃなくて身体を柔らかくする効果もあるの。でも人間を中敷きの形にするのに手で引き延ばすわけにはいかないからね。それに万が一骨の形が残ってたりなんかしたらお客さんの足の負担になるし。だから今からこれでもっと柔らかく薄くしてあげるの。ちょっと痛いかもしれないけど我慢してね。」

言うが早いか、お姉さんは棍棒を私のお尻に叩き付けた。バキッという音は鳴らずに、グニュッと私のお尻は棍棒の形通りに変形した。お姉さんはそれを確認すると私のお尻だけではなく頭からつま先まで満遍なくドンドンドンドンと棍棒を振り下ろしていく。棍棒で打たれたときに殴られたような痛みを感じるのではないかと恐怖していたが、やってきたのは打撲感とそれに勝る痺れた快感のようなものだった。たしかにお姉さんの言った通り私の身体は柔らかくなっているようで打撃を素直に受け入れたし、また棍棒で殴られるごとにより柔らかくなっていくのも感じた。殴られる度にビリビリとした感じが身体を突き抜け、全身が紅潮していく。

「だいぶ柔らかくなったかな。これから成型するから、もっと気持ちよくなるよ。」
まな板の上でだらしなくのびていた私を摘まんで柔らかさを確認すると、舌が表面すべてにかぶさるように身体を整えた、そして今度は棍棒を横にして私の身体を引き伸ばすようにゴロゴロと転がし始めた。私はさながらうどんの生地のようにまな板の上で延ばされていく。
棍棒が身体を筋状に圧迫する。足の先からお尻へ、そして頭の方まで行くと、今度は逆に往復する。下から登ってきた快感が上まで達した後に下まで降りていく。全身がくまなく押しつぶされて平たくなっていく。今まで感じたこともないような快感の連続に私は頭が真っ白になった。

「……ふぅ。」
工房のお姉さんは定規でまた私の身体の大きさを測り、一仕事着いたように頭の汗をぬぐった。まな板の上の私は身体を赤く火照らせて、時折ビクリビクリと震えながらも完全に伸びていた。舌は私の身体の表面を覆うようにピッタリとくっついている。でも特に何かで接着したというわけではないので力を入れれば剥がれそうだ。
「じゃあ舌と身体をくっつけるためにミシンで縫おっか。」
「(ええっ そんな……!)」
「って昔は縫ってくっ付けてたんだけど、痛いのか耐久性がなくてすぐ死んじゃうんだよね。だからそのために接着剤を開発したの。今塗ってあげるからね~」
「(やだぁ、助けて…! 私のためにオーダーメイドで足裏クッションを作るんじゃなくて、私をクッションに加工するだなんて聞いてない!!)」
舌と身体をペリペリと剥がされると、刷毛で透明な接着剤を身体に塗られた。塗られた接着材がヒヤッとして火照った体に心地いい。そして上からもう一度舌を被せて圧迫するともうこれで剥がれない、足裏クッションの完成というわけだ。

工房の別の部屋に私は運ばれる。部屋にはたくさんの肌色足裏クッションが並んでいた、私以外も人間たちもこうやって騙されて靴の中敷きに加工されてきたのだろう。工房のお姉さんは私の身体のサイズを今一度測り、対になる同じ大きさの足裏クッションを探し出した。私たちの舌が乾燥してしまわないように霧吹きで水をかけるとビニールで密閉し、上から商品タグをつけて段ボール箱に仕舞った。

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あの足裏クッションの素材は人間だったんだ。柔らかくて人肌みたいにスベスベで温かかったのは文字通り人間を材料にしていたからなんだ。ピンク色の生地が汗や脂を吸い取ってくれるのは、あれは人間の舌だったからなんだ……。真っ暗な段ボール箱の中で様々なことを私は思い浮かべた。カオリちゃんがブーツの中に使っていた中敷きだって元は人間で、強く抓ると固くなったのは痛くて身体をこわばらさせていたからだったんだ。
やがて段ボール箱に詰められた私たちは出荷されて、靴屋の店頭に並べられた。

靴屋の片隅の中敷きコーナーに私たちはつるされている。ウレタンでできた中敷きや紙でできた中敷きと一緒に、サイズ別に分類されて。一緒に運ばれてきた別のサイズの中敷きも売られて行ってしまった。今は誰かの靴の中で誰かの足に踏まれ続ける毎日を送っているのだろう。
客が私を手に取って吟味する度に私は泣き出したくなるような恐怖を覚えた。知らない誰かに買われて知らない人の足に踏まれ続けて中敷きとして死んでいくような人生は嫌だ……! でも5000円という高価格が幸いして、私を買う人間はまだ現れていなかった。

ある日、私が同じように商品棚に吊るされていると、見知った顔が私を覗き込んでいるのに気付いた。……カオリだ! カオリは私を見ると店員さんを呼んだ。私のことを見つけてくれたのかしら!
カオリは店員を呼ぶとあの時履いていたブーツと同じブーツを脱いで、中敷きを取り出した。
「この足裏クッション、紫色に変色して固くなっちゃって。もうこれって寿命ですかね。」
「あ~そうですね。同じサイズのものは……こちらになります。」
店員は慣れた手つきで私を商品棚から取り出し、カオリの前に差し出した。
店員がギュウと私を指先で抓る。痛みで私は身構えてギュッと固くなる。
「新品だとちゃんと高反発で足にやさしいですよ。」
カオリは私のことをまじまじと見る。カオリ! 私よ…! 気付いて!!
だが、カオリの口から出たのはあくまで中敷きを選ぶための言葉だった。
「たしかに新品はピンク色なんですね。使ってた足裏クッション、一週間ぐらい前から急に色が変わっちゃって。これ買います!」

「こちらでお履きになられますか?」「はい」とのことで、私は靴屋ですぐにビニール袋から出された。古くなった中敷きは靴屋のごみ箱に捨てられた。他のゴミに混じって回収されるのを待っている。私も一年後はああなってしまうのだろうか……。

ビニール袋から出された私はカオリのブーツの中に仕舞われた。ブーツの中は、寿命の来た中敷きを一週間も使っていたからだろうか。足の臭いがムンムンとして吐き気がした。
すぐにカオリの生足が侵入してくる。つま先から踵までが私の全身をギュウっと踏みつける。
「(うぶぶ! 苦い……しょっぱい……酸っぱい……! 助けて!! こんなの嫌だ!!!)」
舌にカオリの足が押し付けられる。私はカオリの足裏を舐めざるを得ない。ゲロを吐きそうな気分だ。
靴先まで足が詰まったことを確認すると、カオリは足をトントンと床に打ち付けた。私もドンドンと靴裏と足に打ち付けられる。
「この中敷き、なんだかちょっと固い気がするんですけど……」
「数時間もすれば足に馴染んできて柔らかくなってきますよ。」
「そうですか」

私を購入したカオリは私を足の下に踏みつけたまま路上を闊歩しだした。定期的に私の身体は大きな足に思いっきり踏みつけられる。圧迫されて苦しい。私は緊張して身体をこわばらせていた。
「ああ~ やっぱり新しい中敷きは履き心地がいいなぁ。まだちょっと固いけど。早く馴染んでほしいな」
などとカオリは独り言を言っている。

音から判断するに、カオリは私を購入した後、少しショッピングを楽しんでからスーパーへ向かい、そして今は帰路に居るようだった。
数時間履かれる中で私の心境にも変化が生じていた。
「(うう……。久しぶりに味のあるものを舐められて、汗だけど美味しい……。)」
もう数か月何も食べていなかったのだ。真っ暗な段ボールの中で、靴屋の商品棚の上で、私はビニールに密閉されたまま何も食べられずにいた。そうして初めて今、味のあるものを舐めさせられている。いつの間にか、私はカオリの足から出る汗や皮脂を舐めとることに意識を集中していた。
「(こうやって足裏クッションが自分から足の裏を綺麗に舐め取るから、靴内の清潔が保たれるんだね……。)」

「うん。歩きやすい。足裏クッションが馴染んできたみたい!」
そして踏まれることもいつの間にか快感になってきていた。最初は身体をこわばらせていたが、試しに肩の力を抜いて足裏に全身を預けてみると、まるで胎内に還ったかのような安心感があった。靴の中には私とカオリの足しか存在しない。それで満たされている。
ギュウギュウと中敷きとして踏まれることに私は徐々に慣れていった……。

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ああしてカオリに靴屋で買われてもう一年は経っただろうか。使われていくうちに私はブーツとカオリの足にしっかりと馴染んできた。むしろカオリに踏まれていない間は違和感を感じるほどだ。カオリがビールを飲んだ翌日なんかは汗の味でそのことが分かったりするぐらい、ここは私にとって日常的な空間になっていた。
ただ、毎日履かれているうちにところどころ身体の感覚が無くなるようなことが起こるようになってきた。せっかくカオリの足に全身を踏まれているのに感触を感じれないだなんてもったいないことだ。毎日猛烈な圧迫をされる中で私の身体にもそろそろガタが来ていたのかもしれない。カオリの足による圧迫に呼吸を合わせてカオリが歩きやすいように身体に力を入れてこわばらせることもできなくなってきていた。

ある日、ブーツの中に伸びてきたのはいつものカオリの生足ではなく、手だった。カオリの手は私をブーツの底から剥がし取ると、カオリの眼前に運んで行った。一年振りの光のあふれる世界に、私はまぶしさを感じる。ブーツの中は毎日真っ暗だからだ。
「ああ~。ところどころ紫色になってるな。そろそろ一年経つしやっぱり寿命か。替えの中敷きを買ってきてよかった。」
カオリは私のことをマジマジと見ながら独り言つ。
「(ハァハァ、ハァハァ。カオリちゃん。カオリちゃんの足裏、スベスベしてあったかくて心地よかったよ。美味しかったよ。)」
私は一年間使ってもらった感謝の意を述べる。カオリには届かないだろうけど。

もしかしたら私の言葉が届いたのかもしれない。カオリは独り言をつづけた。
「そういえば、昔こうやってメグミに足裏クッションを見せびらかしたことあったっけ。あの後行方不明になっちゃったけど、どこへ行ったんだろう……。」
行方不明になった私は、ここにいる。一年間カオリの最も近くでカオリが歩くことをサポートしてきた。これは私の大きな誇りだ。
「一年間ありがとうね。じゃあね、バイバイ。」
カオリはそう言って私をゴミ箱に捨てた。隣にはクシャクシャになったチリ紙、奥には菓子の箱などのゴミが転がっている。使われ終わった私はゴミだから。
そうしてゴミ袋の口が縛られた。また真っ暗な中に私は落とされる。一年間頑張って、私はもう疲れてしまった。こうして、深い微睡みの中に私は落ちて行った……。

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