マネキン磨き

タグ: R-18G 状態変化 物品化 人形化 マネキン化 売られる 忘れられる バラバラ 固め | 2016年4月30日 18:09 | Pixivで見る
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女子大生がマネキンになる薬を飲まされ肌に塗られて、固められてしまう話。全身を人間の名残を消すようにツルツルに磨かれて、バラバラにされ、売られます。

大学の先輩に半ば強引に家に遊びに来ることを誘われた私は、カオリ先輩の家で紅茶を飲んでいた。カオリ先輩は私を呼んでおいて特に何かをするわけでもなく、紅茶を飲んでいる私をニコニコとしながら見つめている。

「ふぅ……。美味しいですねこのお紅茶。」
「うふふ。いい香りがするでしょう。私特製の紅茶なのよ~~。さぁ、もっと飲んで飲んで」
調度されたティーカップとポットとテーブル。カオリ先輩の家は狭い賃貸ではあったものの完璧な形をしていた。そういった完璧さがなんだか彼女は怪しい人間ではないことを物語っているようで、私はどことなく落ち着いていた。
「…あ。じゃあ、お言葉に甘えて……。」
カオリ先輩は紅茶を淹れたものの自分で飲むわけでもなく、空になった私のカップに2杯目、3杯目をどんどん注いでいく。私は勧められるがままに紅茶を飲んでいたら、なんだかだんだん眠くなってきてしまって、そしていつの間にか意識を失っていた……。

「ハッ」
私は目を覚ます。頭が重い。肌がなんだか薄寒い。寝起きのためか動きのぎこちない手で身体に手をやると私は服を着ていないことに気付いた。気が付くと私は裸になっていたのだ。
目で辺りを見渡すと、どうやら私はさっきまで紅茶を飲んでいたテーブルの上に寝かせられているらしかった。カオリ先輩はさっきまでと同じ位置に座りながら本を読んで居た。そして私が目を覚ましたのに気が付く。

「あら? 起きたのね。」

「カオリさん! これ、何の真似ですか!?」
寝ている間に私を裸にひん剥くなんて。紅茶になにか混ぜられていたのだろうか。
「うふふ。メグミちゃんには入学当初から目を付けていたのよ。紅茶のおかげで身体が痺れて動けないでしょう?」
カオリ先輩はニッコリとした笑顔を私に向ける。こんなことをしておいて何なんだろう。私は少し怯んだ。カオリ先輩は本を横へ避けると、代わりにプラスチックの容器に入ったクリームを手に取る。その手にはビニールの手袋が嵌められている。
私は藻掻いて逃げようとするものの、身体が痺れて動けない。
「ね? 今日は楽しみましょう?」

カオリさんは手のひらに肌色のクリームをいっぱい手に取ると、私の無防備なお腹にボトリと落とした。「ひっ」とおもわず私は声を漏らした。室温まで冷えていたクリームが冷たく感じられる。
「そんなに恐がらなくていいのよ?」
カオリさんは興奮で高ぶった声で私に話しかける。一方の私はただただ戸惑いと恐怖しか感じていなかった。なんなのこの人? 百合レイプ!?
カオリさんは私のお腹に落としたクリームの塊をお腹から胸へと広げるように両手で私の身体をマッサージしてきた。ピリピリと痺れていた感覚が人の手で触られて、ビリビリとした快感になる。
「ぅう……アッ」
思わず私は赤い吐息を漏らしてしまう。
「そうよ。力を抜いて、私に身体を委ねて……」
あの紅茶には何が混ざってたんだろう、そしてこのクリームはなんなんだろう……。

カオリさんは大きくて熱い手で、私の身体の隅々を弄った。ビニール手袋越しとはいえ、暑い肌の感覚が伝わってくる。いや、熱いのは彼女の手だけではない。私の身体も発熱していた。
よく知らない人間に呼び出されてこうやって手籠めにされているのに、どうして感じてしまうんだろう。私は悔しかった。心は冷えきっていても身体が否応なく反応する。肌に塗られているのは非合法な性感クリームか何かだろうか。
「はぁはぁ、……ぃ、やめて……!」
カオリさんは嫌がりながらも身体を紅潮させている私を見て、おもしろがっていた。
クリームと紅茶の影響だろうか。ピリピリとした肌にカオリさんが優しくタッチする。腕からゆっくりと肌をさすっていき、二の腕まで到達する。ああっ もっと。その先まで。肩から胸まで触って欲しい……!そういった私の気持を見透かしているかのように手は腕の方に折り返して戻っていく。こうやって全身を焦らされ興奮させられた私は、反応温度寸前まで温度が高まったダイナマイトの様に不安定な存在になっていた。あと少しの衝撃でも受けたらバラバラに爆発してしまいそうだ。

「ねぇ。暑いでしょ。紅茶もっと飲む?」
カオリさんはそう呟いてから有無をいわさず紅茶のカップを私の口に持って来た。半開きになった私の口にもうぬるくなってしまった紅茶を注ぎこむ。冷えていたものの、全身を熱くさせ汗をかいていた私には染み渡るような味だった。
カオリさんは私の口の端に滴った紅茶をビニール手袋でグイと拭った。「口の中にもクリームを塗らなきゃね」と言うと少量のクリームが私の口に侵入してきた手で舌や唇などにグリグリと塗られる。唇に触れられた私は思わず願望を口にしてしまった。
「ねぇ、カオリさん。キスをして……。」
そう。こんなにも私の身体を高めておいて、キスの一つもカオリさんはしてくれていなかったのだ。私を愛しているからこのようにしたのではなくて、私をただ弄びたいだけなのだろうか。
私の要求を聞いてカオリさんは少し寂しそうな顔をすると、囁くように答えた。
「キス……。それはできないわ。私がどうして紅茶を飲まなかったのか、私がどうしてクリームを塗るのにビニール手袋をしてるのか。それをこれから教えてあげる。」

カオリさんはピンク色に染まった私の胸にある熟れた果実に手を優しくかぶせる。そして人差し指で乳首からずれた所を、トン、トン、トン、と叩く。ああ。中心まで触って欲しい。胸の頂点では白い私の肌によく生えるピンク色の乳首が健気に勃起していた。そこにカオリさんの人差し指が優しく触れ、クリクリと刺激する。
「はぁぁ、くすぐったぁ……ぁぁぁああんぅぅ」
「じゃあ、いくからね」
そう言うとカオリさんは思いっ切り私の乳房を鷲掴みにした。今まで焦らされるだけでしかなかった私の身体は大きく反応し、胸の上で爆弾を落とされたようだった。
「……かは、ふにゃぁぁぁぁあああああっっ!!」
突如として全身に駆け巡った快感に私は身体を弓なりにビクンビクンと震えさせる。

まだ反応している私の身体にお構い無く、カオリさんは痺れて動けない私の手を握った。そして先ほど強く刺激した乳房に私の手を持っていく。しかし、感じられたのは温められたプラスチックのような感触だった。
「ねぇ、わかるかしら。この硬くなっているのがあなたの胸よ」
「え? なにが……」
「あの紅茶とクリームはね、快感に応じて人をプラスチックみたいに固めちゃうの。ああ、もちろん元には戻らないわよ。」
カオリさんはニヤリと笑いながら淡々と説明する。え? プラスチックって何!?
「私、マネキン作りが趣味なの。あなたみたいな可愛い子でマネキンを作るのが、ね。」
カオリさんは私の耳元で囁いた。カオリさんからは石鹸の良い匂いがした。

「それでねぇ、この、固まったところと生の皮膚の境目が快感ポイントなのよ。」
カオリさんは私の身体を揉む手を休めずに胸の周りを人差し指でなぞった。胸はカチコチに固まってしまっていて、その固まった部分と柔らかい周りとの境目がむず痒い。
カオリさんはその快感ポイントを、グッグッっとマッサージするように押し込んで、私に刺激を与えてきた。私は思わずのけぞってしまう。
「ん、んあっ、はわわあああああんんんんぅぅぅぅ!!」

「か、かは……、アガガ、はぁぁぁ」
ピキピキピキ……とゆっくりと私は全身が固まっていく。私はヒューヒューと息を漏らす。
「胸も背中も固まっちゃって息がしづらくなっちゃったかしら。」
カオリさんは今度は私の下半身を揉んでいた。私つま先まで固めきると、最後は私の顔だ。
「ねぇ。そんなに苦しそうな顔をしないで。固まっちゃったら元には戻せないのよ。」
そう。表情も、固まってしまった身体ももう元に戻すことはできない。
カオリさんはグイッと私の顔を親指で揉んで、私を無理矢理笑顔にした。私は首から少しずつ固まっていく。ピキ、ピキピキピキピキ……。
「ああ…… ぁああ……、。 ……。」
すべての作業が終わった後、テーブルの上にはメグミと似たよくできたプラスチック製の人形が横たわっているのみであった。

「まずはマネキンに不要な穴も塞いでおかないとね。」
カオリさんはそう言うと、別の部屋から肌色のパテも持ってくる。やめて! 私の声を無視して、カオリさんは作業を進める。幾つかの色の種類があるパネを練って、私の肌の色に近いものを作ると、カオリはそれを私の鼻の穴や耳の穴、口の奥、性器などに押し込んだ。本物のマネキンは鼻の穴が奥まで空いていないのだ。

パテで私の穴を塞いでからカオリさんは私の肌を擦る。完全に固まってしまった今でも肌に感触は残っていて、スリスリとされると続々と背中が疼いた。

「うう~ん。この乳首、マネキンにはおかしいし取っちゃおうか。」
お椀を被せたような完璧なプロポーションの胸の頂点には、先程まで刺激されていた乳首が起立した状態のまま残っている。マネキンにはいくらなんてもおかしい。
カオリさんはニッパーを持ってくると乳首の根本を挟んだ。「(いやあああああ!!!)」という声を無視してニッパーは私の乳首を切断する。ブツンッ、と嫌な音を立てて、切り離された乳首はテーブルの上にコロンと転がった。
「(あ、ああああ、ぁあああああ!!)」
私は絶叫した。カオリさんは取り去った乳首をおもむろに口に含むと、二三回噛んでからプッとゴミ箱に吐き出した。
「ううん。カチカチに固まってて、食べれたもんじゃないわね。」

「うふふ。メグミちゃん、肌のキメが細かい。でもねぇ、あんまり肌の模様とか指紋とかまで残っていると気持ち悪がられちゃうからね。全部磨いてツルツルにしないと。」
今度は紙やすりとヤスリスポンジを持って来た。おおまかに凸凹を取る番数の大きいものから、仕上げに使ってツルツルにする目地の細かいものまで。ええっ そんなもので全身を擦られたら、私、どうなっちゃうんだろう。
「(うが、うがぁぁああ! はぁはぁ、ぅぅうう……。やめて、そんな、おかしくなっちゃう……!)」
ゾリゾリと目の荒いヤスリスポンジで私は身体全身を削られる。ヤスリで肌を削られるのは電気ショックのような快感を私にもたらしていた。手の先の指紋から、お腹の肌のキメから、足裏の模様まで。カオリさんはスポンジで私の人間としての特徴をすべて削り落としてしまった。乳首を落とされた胸も綺麗に磨かれて、元からそこには何もなかったかのようだ。
次に目の細かいペーパーヤスリで荒く削られた皮膚を整えていく。水を吹いてから耐水ペーパーで削れば、プラスチックの表面はよく磨かれてツルツルのテカテカになる。

カオリさんはツルツルになった私の腕や顔を愛おしそうに撫でながら呟いた。
「んふふ。ああ、可愛くてキレイ。人間って、穴があって、汗をかいて、排泄だってするでしょう。でもあなたはもうこれで穴もなくて、汗も垢も出ない、ツルツルのお人形さんよ。ねぇ、嬉しいでしょう?」
「(そんな……! どうしてこんなこと。私を元に戻して…!!)」
私は心の中で泣きじゃくっていた。
「でもねぇ、マネキンになるには最後にもう一つ足らないことがあるの。何だと思う……?」
「(まさかそれって……)」
「分割線よ。」
カオリさんはそう言って、最後に電動丸ノコを持って来た。丸のこがコンセントに繋がれて唸りを上げる。ゥ、ウィイイイイイン!
「(やめてぇ!)」
ギュゥゥゥウウイイイイイイ!! 丸ノコはいとも簡単に私の手首を切断した。瞬間、手の感覚が失われる。ゴロンと切断された私の手が床に落ちた。固まって動けない私はただただ自分が分解されていく所を眺めているしか無い。
カオリさんは私をどんどんバラバラに分解していく。手首、腕、太もも、腰、そして最後には首。

「はぁぁ。ああ、ツルツルでテカテカな身体はやっぱりバラバラじゃないとねぇ。」
カオリさんは私にクリームを塗っていた時とは打って変わって興奮していた。私の切断された手や足を自分の口や胸や股に押し付けている。首だけになった私もカオリさんにヒョイと持ち上げられ、顔の前まで持って行かれるとキスをされた。
「ね、キスしてあげた。これでいいでしょ? ああ、カワイイカワイイ。」
カオリさんはカチカチになった私の首をギュッと抱きしめる。ふくよかな胸が顔に押し付けられた。ンブブブブ。

中までプラスチックになっているとはいえグロテスクな切断面をカオリさんは肌色の塗料を筆で塗ってごまかした。それから切断面にネジで金具を取り付ける。もう片方には穴あけドリルで凹面を作成する。そうしてバラバラになった私をカオリさんは組み立てると、マネキンのようなポーズにした。
ポーズはマネキンであっても上手くは立たない。立つように重心が設計されていないからだ。なのでカオリさんは金属製の土台を持ってくると、土台から生えた金属棒を私の股にあてがった。そして体重をかけてグググググと棒を股に挿入する。私は無理矢理自分に侵入してくる異物感に吐きそうになる。
「さぁ。これで完成よ。あなたの姿をよく見て。」
そう言われて姿見で見せられたのは、私とよく似た姿をしたマネキンだった。肌はテカテカと輝いて電灯の光を反射している。不自然に微笑んだその表情はたしかにデパートにあるマネキンとそっくりだった。
「(ううう。そんなぁ……。)」
「今日から毎日服を着せてあげるわね。」

一ヶ月間私はカオリさんにいいように遊ばれた。ある日は着てきた最初の服を着せられ、ある時は下着だけで立たされ、ある日はバラバラに分解されて一緒にお風呂に持ち込まれたりした。
ただ、カオリさんは少しづつ飽きてきたのか、私に構う日が少なくなってきた。ある日は私に一瞥もくれなかったり、帰ってきてバッグを私の腕にかけてそのままベッドに倒れこんでしまったり。そうして私は少しずつカオリさんのマネキンから家具の一つに扱いが近くなっていった。
身体をいいように弄ばれる日々は気持ち悪かったのだけど、こうやって使わない椅子のように部屋の隅に佇んでいるだけの日も私は寂しくて辛く感じられた。

ある日、カオリさんは大きな段ボール箱を抱えて持って帰ってきた。中には緩衝材が詰まっている。段ボール箱を私の前に下ろすと、おもむろに私に語りかけた。
「メグミちゃん。私もう飽きちゃった。だからね、マネキン業者に売ろうと思うの。私は新しい子を捕まえるわ」
「(えっ 売るって……)」
「さようなら、メグミちゃん。」
カオリは私の手を外すと、ビニール袋に入れる。そしてビニール袋の上から緩衝材を巻きつけて、段ボールの中に放り込んだ。手、腕、脚とどんどん私は解体されていく。でも今回は違うのだ。もうカオリの手で元に組み上げられることはないのだ。
「(やめてぇ! 飽きるって何よ、私をこんな風にして…! 飽きたんだったら元に戻してよ!!)」
「デパートかスーパーかどこだか知らないけど、新しいお家でもがんばってね」
カオリは適当なことを言う。胴体が包まれて段ボールに入れられた後、ついに頭が緩衝材に包まれる。視界が真っ白になって何も見えない。
バラバラになった私は段ボールに詰め込まれると、上から蓋をされた。真っ暗だ。ビビーッとガムテープの貼られる音が聞こえる。そうやってパッキングをされると、そのまま私は宅配業者に回収されてしまった。段ボールが知らない人の腕の中でゆらゆらと揺れている。ああ。本当に私売られちゃうんだ……。

デパートのショーケースから眺める外は毎日様変わりしていく。私はマネキン業者に売られ、長い時間を倉庫の中で真っ暗なまま暮らし、そうしてついにデパートのショーケースのマネキンとして外へ出されて使われることになった。平日は仕事に急ぐ人で溢れ、休日は皆ゆったりと歩いている。季節によって人々の着る服は変わる。私の着る服も変わる。こちらを見つけてくる目はたくさんあるが、誰も私のことなんか見ちゃいない。彼らが見ているのは私が着ている商品の服だ。
私は動けずに視線を一点に向けたままショーケースの中でつっ立っている。誰かが行方不明になった私を見つけてくれるんじゃないかと思ったのだけど、無駄だった。一度私の友達が私のことをジッと見つめてくるもんだから私のことに気付いてくれたのかと思って胸を高ぶらせたのだけども、彼女が見ていたのも私ではなく私が展示している商品の服だった。彼女は私に気づかずにデパートの中に入り、数十分後に買い物袋を持ってデパートの中から出てきた。そしてそのまま遠くへ行ってしまった。

「(もうダメなのかな……)」
季節によって着せられる服は変わる。水着、コート、セーター。私はいろいろな服を着た。高々2万円程度のマネキンと同等に扱われ、ただ商品をよく見せるためだけに使われる。
「(あっ カオリさん!)」
偶然目の前にカオリさんが通りかかる。ふとこちらを向いた気がしたが、すぐに視線を戻して行ってしまう。この季節流行りのファッションを横目で確認しただけだろう。そうだ。やはり誰も私には気付いてくれないんだ。私は人混みへ紛れて遠くへ行ってしまったカオリさんの幻影を見つめた。

ショーケースに立っているマネキンの内一つはすごくリアルだ。その顔にはニッコリと笑顔が浮かんている。でもよく見ると、なんだか悲しそうに目元に露を付けていた。

(おわり)

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